相続専門弁護士コラム

贈与税がかからない110万円を超えて相続時精算課税制度とは?

税理士:相続時精算課税制度というのがあります。これは、60歳以上の父母等から20歳以上の子等への生前贈与について、子等の選択により利用できるもおのです。

シュシュ:形式は生前贈与なんだね。相続時のトラブルが防止できるね。

税理士:贈与のときは、2500万円までは贈与税をかけないが、贈与者が死亡したときは、贈与者の死亡時の財産とこの特例を使って贈与した金額の合計額に対して、相続税がかかります。

シュシュ:よく事故が起こるんだよね。

税理士:1月1日時点で、60歳以上ですからね。途中のバースデーでやってしまわれる事故も多いですね。

シュシュ:贈与する金額や回数については制限はないと聴いたよ。

税理士:ただし、特別控除は2500万円が限度です。

そして、相続時精

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2018/06/09

服部弁護士らの年末年始営業につきまして

名古屋駅ヒラソル法律事務所の年末年始の営業につきまして

 

名古屋駅ヒラソル法律事務所の年末年始の営業ですが,12月29日から1月4日まで休業とさせていただきます。電話受付もございませんので、ご了承ください。新年は、1月5日からとさせていただき、6日土曜日は、営業いたします。

 

お急ぎの方は、法律相談はフォームから、また依頼者の方は名刺のアドレスにメールをいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

また、当事務所では、安藤弁護士を迎えて、名古屋駅ヒラソル法律事務所の態勢を強化することになりました。安藤弁護士は慶應義塾大学法科大学院を卒業しており、また経験弁護士です。引き続き、当事務所は、離婚、相続、事故、逮捕弁護(容疑者弁護、刑事弁護

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2017/12/28

祭祀財産を承継する相続人がいないとき

ポイントとしては、祭祀財産は、被相続人がその承継人を指定しないで、慣習が不明であるときは、家庭裁判所に祭祀財産の承継者の指定を求める調停ないし審判を申し立てることになります。

 

調停が成立した場合には、祭祀財産の承継者の指定を記載した調停条項を作ることになります。

 

そもそも祭祀財産は、系譜、祭具、墳墓の3種類があります。

 

被相続人の遺骨についても、祭祀財産に準じて扱うのが相当と理解されています。

 

祭祀財産は、相続財産とは別個の財産として、祖先の祭祀を主宰すべきものが承継するものとされています。

 

ただし、簡単に権利を放棄できないので注意が

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2017/12/14

封印のある自筆証書遺言を開封したいとき

浅井隆聖さんから、父から「自分が書いた遺言書だからもしものとき読んでくれ」と頼まれ、封印された遺言書を預かっていました。この度、父が亡くなってしまったので中身を確認したいのですが、勝手に開封してもよいのでしょうか。裁判所の手続きは面倒くさいし、僕はひとり息子なので。

 

原理原則は自筆証書遺言は、勝手に開封しないで、そのままの状態で直ちに家庭裁判所に対して提出して検認の手続きをとるようにしましょう。

 

また、検認後にされた遺言書については、裁判所に対して遺言書検認済み証明申請をすることができます。ここでは、執行にあたって検認を受けておいた方がよいので、ひとり息子だからといって、裁判所の検認を省略することのないようにしましょう。イメージ的にいうと審判廷で、裁判官が、遺言書を開けて、文字など

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2017/12/14

遺言で未成年後見人も選任できます。

ママが幼いぼくを残して不意にこの世の中から妹とともに世界から旅立った時、僕は、パパによって育てられた。僕の情緒は混乱していた。どうしてママが、どうしてアリスが。混乱していた僕のそばに、パパは46時中ぴたりと寄り添うようになった。むしろママがいなくなった後の方がパパとの間の思い出がたくさん残っている。ママがいたとき、パパは設計の図面とにらめっこをしていた。そんな無口な人という印象しかなかった。ママがなくなった後、パパは、意識的なんだろうか、印象が変わってきていた。パパが僕に寄り添うようになるのが早かったのか、僕がそれに気づくのが遅かったのか。特に、遺された僕を悲しませないように子育てをしてくれた。

ぼくが起きる前にパパはすでにキッチンに立って料理をしていたし、パパが作るのは決まって和食だった。あのころ、マンションの中で、香る赤味噌のにおいが僕にとって朝のはじまりを

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2017/12/13

定期預金も当然分割されなくなるの?

相続人の間の紛争が熾烈な場合、当然分割が利用できるのが気楽ですが、平成28年最高裁大法廷決定以来、この法理が定期預金にも妥当するのか、肯定説と否定説が対立していました。しかし、最高裁平成29年4月6日家庭の法と裁判11号2017年10月66頁で判断が示されました。

 

【問い】共同相続された定期預金債権及び定期積金債権は、いずれも、相続開始と同時に当然に相続分に応じて分割されるか。

【結論】相続開始と同時に当然に相続分に応じて分割されることはない。

 

1 本件は,亡Cの共同相続人の1人であるXが,亡Cが信用金庫であるYに対して有していた普通預金債権,定期預金債権及び定期積金債権(本件預金等債権)を相続分に応じて分割取得したと主張して,Yに対し,その法定相続分相当額の支払

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2017/10/07

お盆休みにつきまして

弊所では下記の期間、お盆休みをとらせていただきます。
 
恐縮ですが、電話対応もございませんのでご了承ください。
 
11日~15日までお盆休みをとらせていただきます。
 
おいそぎの御用がある方は、info@horitsu-supporter.jp
にご連絡ください。16日から通常の執務体制にもどることになっております。
 
よろしくお願いいたします。
 
名古屋駅ヒラソル法律事務所所長
 
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2017/08/04

平成28年判決の射程距離

平成28年の遺産分割については、普通預金債権、通常貯金債権、定期貯金債権以外の預貯金についても及ぶ。

 

しかし、可分債権のうち、預貯金を除くものについては、平成28年判例の射程距離は及ばないと解されている。

 

したがって、損害賠償債権、賃料請求権、報酬請求権、預貯金以外の金銭債権については判断をしておらず残された課題と思われる。

 

 

2017/08/03

預金と遺産分割につきまして

金融機関は、相続人全員の署名・捺印を要求するというのが一般でした。しかし、これを否定したのが当然分割承継説でした(最判昭和29年4月8日民集8巻4号819頁)。

 

今般では、預金債権につき一部の相続人が、法定相続分の払い戻しを単独で請求する事案が増加しました。最高裁もこれを認めています。(最判平成16年4月20日金法1711号32頁)

 

しかし、当然分割されず遺産分割の対象となるという最高裁判例が出されました(大法廷平成28年12月19日)。

 

さて、この平成28年判例については可分債権一般には及ばないものの相続預金については,妥当するものです。

 

およそ預貯金については、遺産分割が終了する

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2017/08/03

預貯金と最高裁

平成28年12月19日の最高裁判決。

 

記憶に残っている方も多いかと思いますが、預貯金債権に関する従前の裁判例を変更する決定を出しています。

 

要点は、共同相続された普通預金債権、通帳貯金債権及び定期貯金債権は、いずれも、相続開始とどうじに当然に相続分に応じて分割されることはなくなりました。

 

もっとも、預貯金から散逸したもの、生前払戻金、死後払戻金については遺産分割の対象とはならず、当然分割になるという解釈となっています。死後に払い戻したものは、遺産分割の対象にならないゆえに、当然分割と、制度が優先されている印象もありますね。

2017/07/21

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